この記事の内容はv1.3.4で検証したものです。
哀しみを背負ったカード「ゴールドストライク」
ヴァリーの固有カード「キングダムアーツ」はカード名に「ストライク」と書かれているカードを山札と捨て札からすべて使用するカード。
下記のカード達はキングダムアーツで使ってもらえるカードです。どれも名前に「ストライク」が入っていますね!
- フレイムストライク
- シャドーストライク
- ストライク
- オーバーストライク
- ハートレス†ストライク
- サンダーストライク
- サイフォンストライク
しかし、名前に「ストライク」が入っているゴールドストライクはなぜか使ってもらえないのです!
「ゴールドストライク」が使ってもらえない理由を探る
简体中文版のテキストを読んでみる
ゴールドストライクがキングダムアーツにスルーされる理由を探るべく、言語を简体中文にしてみました。
キングダムアーツの简体中文版のテキストは下記のとおりです。
- 「使用所有抽牌堆和弃牌堆中名字带有「攻击」的卡牌。」
- 訳:山札と捨札にある、カード名に 「攻击」を含むすべてのカードを使用する。
ストライクたちの简体中文名は下記のようになっています。ちゃんと「攻击」が入っていますね。
- 火焔攻击(フレイムストライク)
- 暗影攻击(シャドーストライク)
- 攻击(ストライク)
- 超攻击(オーバーストライク)
- 无心†攻击(ハートレス†ストライク)
- 雷霆攻击(サンダーストライク)
- 虹吸攻击(サイフォンストライク)
そして……「ゴールドストライク」の简体中文名は「黄金攻击」……!?「攻击」が入っています。ゴールドストライクを無視するキングダムアーツがおかしいのでしょうか……?まだまだ調査を進めていきましょう。
英語版のテキストも読んでみる
今度は言語を英語にしてみました。
キングダムアーツの英語版テキストは下記のようになっています。
- 「Play all Card with Strike in the name from your draw pile and your discard pile.」
- 訳:自分の山札と捨て札から、名前に「Strike」が入っているカードをすべてプレイする。
使ってもらえるストライクたちの英語名にはちゃんと「Strike」が入っています。
- Flame Strike(フレイムストライク)
- Shadow Strike(シャドーストライク)
- Strike(ストライク)
- Overstrike(オーバーストライク)
- Heartless Strike(ハートレス†ストライク)
- Thunder Strike(サンダーストライク)
- Syphon Strike(サイフォンストライク)
そして「ゴールドストライク」の英語名は……「Gold Volt」でStrikeが入っていません!
むむむ……?いったいこれはどうなっているのでしょう……?
結局どういうコト!?
今回調べた結果を基にゴールドストライクがキングダムアーツに使われない理由の仮説を立ててみました。
仮説1:キングダムアーツは名前ではなくタグを見ている説
- フレイムストライク
- シャドーストライク
- ストライク
- オーバーストライク
- ハートレス†ストライク
- サンダーストライク
- サイフォンストライク
キングダムアーツで使ってもらえる上記のカード達には「ストライク」タグがついていて、
キングダムアーツは山札と捨て札のカードに「ストライク」タグがついているかどうかで使うカードを判定している……という説。
わりとそれっぽいのですが、Overdungeonには「ハイランドのヒツジ」という「同じ名前のカードを2回見るまで山札を見る。見たカード1枚につき、ヒツジを2体召喚する」効果を持ったカードが存在しているため、わざわざタグをつけなくてもカード名で判定ができる仕組みがあると思われます。よってこの説は×でしょう。
仮説2:カード名の判定は言語設定関係なく英語を参照している説
仮説1を踏まえて新たに出した説がこちらです。
英語を参照しているならば「ゴールドストライク」は「Gold Volt」となり、「Strike」を含みません。これならばキングダムアーツでゴールドストライクが使用されないのは正しい挙動となります。
おわりに
どうでしょう?仮説2はだいぶそれっぽいのではないでしょうか?
といっても真実は開発者の方しかわからないので本記事で言えることはこれだけです。
「ゴールドストライクはキングダムアーツで使用されないので、キングダムアーツに特化したデッキを組む際に入手する必要はない」